ある日の夕食時です。
家族で食事をしていたら、
突然お茶碗が床に転がりました。
「あー!○○(弟の名前)が
ご飯落としたー!!」
と、咄嗟に長男が指摘。
「ちがうー!手が当たっただけ!!」
と、弁解する次男。
わたしはちょうどその時、
おかわりをよそったりしていて
現場を見ていませんでした。
まあ、こぼすのはよくあること。
落ちたご飯を拾ってすぐに
片付けたのですが・・・
ふと見ると、何故か
長男が泣いているのです。
長男は何故泣いたのか?
顔を真っ赤にして、大粒の涙を
こぼしている長男。
え?何で泣いてるの??
ご飯をこぼした次男に対して
わたしがきつく叱った訳でもないし、
こぼしたことを指摘された次男が
逆ギレして長男に攻撃した訳でも
ありません。
わたしはどうして長男が泣くのか
さっぱり分かりませんでした。
長男の涙の理由
「…おじいちゃんの…
…お米が…あぁ・・・!」
よく聞いてみると、どうも落ちて
食べられなくなったご飯に対して
泣いているようなのです。
食べているのは、
夫の実家で作っているお米。
長男にとっては、おじいちゃんが
丹精を込めて作った、
「おじいちゃんのお米」なのです。
そして、長男も何度かお手伝いを
したことがある、みんなで作った
大事なお米。
そのお米が可哀想で泣いたのです。
一方、次男は・・・
わたしが長男をなだめている様子を
見て、次男も泣き出しました。
こちらは・・・
ウソ泣き…。
悪いことをしてしまった
後悔の涙とかではなくて。
泣いたらママが抱っこしてくれる
みたいだぞ…よし、泣こう♪・・・
という感じでしょうか…。
最後に
小さいながらに、繊細な所、
したたかな所、色んな部分があって
子どもって面白いなぁ…と思います。
ちなみに、お米が可哀想だと言って
残さず食べる長男ですが、お野菜は
苦手。
母が見てない所で、小さくちぎった
ピーマンを指で弾いて床に
飛ばしていました…(>_<)
(見てない振りしてバッチリ見てるよ)
そして、ウソ泣きした次男は・・・
翌朝、起きてすぐに、
「昨日はごはん落として
ごめんね~(>_<)」
と、謝っていました。
悪いことしたと、ちゃんと
分かっているんですね。
小さな子どもたちとの生活。
イライラしたり、大変だと思う
ことも多々あるけれど、
こんな、何気ない日常がずっと
続いていくことが幸せなんだと思う、
今日この頃です。
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